塾長ブログ

※ご本人の承諾を得て掲載します。

北海道新聞 2019.8.28 18面 胆振・室蘭版より

満面の笑みを浮かべる一人の少女。
彼女は、今年1月ニュージーランドに飛び立ちました。

彼女は、ニセコ高校2年生の、中原日和さん。
2018年3月まで、当塾の中学部で、主要5科目のほか、
自己分析等のソーシャルスキル向上メニュー、課外授業等、
当塾の本旨とする深い学習を積極的に行っていました。

現在も、長期休暇の際に時折教室を訪れてくれています。

中学時代も、室蘭市の海外交流事業として、
米国・ノックスビル市や中国・日照市の訪問歴があり、
よくお土産話を聞かせてもらっていました。

特に海外での学校の様子は、とても参考になるお話で、
「アメリカでは”個から集団へ“で、“集団”ありきの
日本とは全然違う」というお話がとても印象的でした。

そんな彼女は、スキーに絵画に、あらゆる才能を発揮する
マルチプレーヤー。頭の回転も早く、塾長としては
正直羨ましい才能ですが、それ相応の苦労もしてきました。

それが花開いた、今回の競争率5.8倍の突破。
野外活動指導員を目指していますが、その有り余る才能を
どの方向に向けるのか、今後も楽しみです。

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共生舎には、まだまだ個性豊かな学生さんがいっぱい!
現在も2学期生を募集しております。
特に小学生と中2生を募集していますが、他の学年でも
問題ありません。

それぞれの個性を極力尊重しながら、若い感性を磨く場として
ご利用いただいております。
もちろん試験に向けた指導も強化しています。
1学期では、3年生のこの時期に、なんと2ランクアップした
塾生さんもいます!

そんな、可能性あふれる学習の場「共生舎」、
みなさまのお越しをお待ちしております!

こんにちは。こちらでのブログも久々となりました。

高校生は現在、1年生2名、2年生1名、3年生1名が定期的に通ってくれています。
1年生は、高校での試験科目の多さに驚いたことでしょう。
2年生も3年生も、それぞれの選択科目で、日頃の学習の成果を示せることを期待しています。
お疲れさまでした。

さて、昨日で高校生の試験も終わり、中学生の塾生も中体連が入り、
昨日の夜の授業は久々に非開講となりました。
小学生の授業(16:00~17:00)の終わりごろ、教室の中を見る1人の女性の姿が。

彼女は、今年の高校受験対策シリーズをすべて出席してくれた講習会生でした。
これまで何度も教室の前を通ってくれたそうなのですが、なかなか教室が開いている時間と重ならなかったようでした。
「やっとタイミングが合った!」と大喜びでした。

そして、彼女が今回教室に来てくれた目的とは…

嬉しい報告

「志望校に合格しました!」

まず、これだけで、こちらとしても大喜びです。
合否についての実力には全く問題はなかったので、どんな成績で合格できるかな?と期待を膨らませてはいました。

「それがですね、

 入学式で代表挨拶をした


んですよ!」

入学式で代表挨拶。
それは、そうそう経験できることではありません。本当に選ばれし者のみが経験できる、栄えあることです。

そして、入試の点数を教えてもらいました。

過去の学校での学力テストや、模擬試験の成績を大きく上回る、自己ベストでの合格でした!

成績としては、学区で最も高いランクの高校も、合格は問題なくできていたでしょう。
ただ、自分の中で、進みたいと思える方向性が見当たらない中で、
「やみくもに勉強ばかり、というのも…」
というところで、特に3年生の時は、かなり進学先選びに悩んだようです。

いま、その熟慮が功を奏し、少しずつ、自分の進む方向性について見えてきたようです。
入学時点から、自らの適性を調べることができるというのは、とてもよいことだと思います。
あまり得意ではなかった(と自分で言っている)数学も、今ではわかるようになり、楽しいようです。
事実、入試では数学の成績に、著しい伸びがありました。
「オリジナル学テ・入試直前シリーズ」が効いたのだと実感する、うれしい報告でした。

塾長の目論見

「直前シリーズ」の総合C対策ごろに、志望校についての結論を聞きました。

”いわゆるトップ高”も狙える実力は十分にありましたが、自分の考えを確り持っており、今後のビジョンを見据えて志望校を選択しましたので、あとはどれだけ油断せずに合格に導けるか、ということがポイントだと考えておりました。

「あなたなら、トップ合格も夢ではないでしょうね」
私も面談で、たしか少し口にしたように思います。

すべては本番のために。自ら思い描いているプランのために。
これ以上迷いが生じないように、志望校の結論を聞いてからは、私も入学後のビジョンに近づけるような話をしていました。

本当に、トップ合格をするとは!
上位で合格する、自己ベスト更新、という目論見はありましたが、トップ合格は本当に栄えあるものです。

3ヶ月遅れの「おめでとう」

ずっと、この「トップ合格」を報告したかったのでしょう。
もちろん、トップ合格は素晴らしいことです。
ただ、それ以上に、周囲と自分との間で悩むといわれる年代ながらも、自分の信じる道を突き進み、おおらかな心で次のステップに進もうとしている姿が、本当にすばらしいことだと感じます。
彼女の性格を考えると、まわりの人の言っていることに対して、頭ごなしに否定することはないでしょうから、結論を出すまでには、見えないところで結構考え抜いたのだと感じられました。

あらためて、「おめでとう」、そして「来てくれてありがとう」と伝えました。
進学後の様子なども、この先時間があれば、伝えに来てくれるそうです。
この冬を一緒に戦い抜いて、いまも通ってくれている2人の高1生とも、再会できる日も近いでしょう。

こんばんは。塾長の髙橋です。
冬になるまで、生徒さんがまったく来ない日もありましたが、
おかげさまで最近は、コンスタントに生徒さんが通ってくれていて、
昨日は久しぶりに、一度に6名の生徒さんの個別指導となりました。
今日も中1生1名、中3生3名の指導となりました。

まもなく、この仕事をスタートさせて2年となります。
仕事柄、たくさんのお子さんと接していますが、その中で
気付いたことをお話させていただきたいと思います。

見守るということ

当塾では、課題を与えることはありますが、「やれ」と言って
強制することはほぼありません。
あったとしても、直接命令的に言うのではなく、必ず
同じ目線に合わせて、「なぜ今することが必要なのか」を
「考えてもらう」ような話し方をします。

基本的には、教室内を見回りますが、特にアクションがない場合は
他の教務を行うこともあります。

だからといって、まったく「放任」しているわけではありません。

仮に他の教務を行うために、いったん教務机に着席していても、
一人一人への目配り、気配りは絶対に欠かせないのです。
手が止まっている生徒さんには、近寄って、生徒さんの話を
じっくり聞き、いっしょに解決を目指します。

ふつう、「塾」といえば、講師が黒板の前に立って説明する
集団指導や、ブースで仕切られたところに着席して学習する
生徒さんを見回って指導する個別指導なのですが、当塾には
個別の仕切りは存在しませんし、私自身も、黒板よりは、
近くに座っていっしょの目線で話をすることを重視しています。

しっかり話を聞いてもらいたい場合は、自分が生徒さんの目線より
下の位置で話をすることもあります。

一人一人の自我を認めること

生徒さんひとりひとりにも、自我があります。
その「自我」の存在なしに、自発的な学びは生まれません。

講師側から、考えについて質問するときは、必ず一度受け止めます。
正解であっても不正解であっても、必ず受け止めます。

生徒さんの目標と、時間との兼ね合いから、口をはさむ場合もあります。
しかし、そういう場合には、できるだけ待ってからにするか、
一旦その場は正答へ導いてから、残りの時間で一緒に考えるようにするか、
という意図を持ってのことです。

ひとりひとりの「自我」を発見し、
それになるべく即した形でのアプローチを探すとともに、
問題解決について、なるべく同じ目線で話をすることで、
生徒さんは「指導者」兼「理解者」を得た感覚になります。

フィンランドモデル+地域の味


自発的な考えを促すのが、フィンランドの教育モデルです。
そこには、職業人としてのコア・コンピテンシー
(自分自身の中核をなす、誰にも負けないという部分)
を育むことが、テーマとして存在しています。

礼賛するわけではないのですが、これからの時代は、
自分の考えを適した形で表現することが求められるように
なるでしょうから、大いに参考になるものがあると考えます。

そして、形だけをマネするのではなく、そこに
「自我」が組み込まれることにより、今生きている
「日本」「北海道」「室蘭(周辺)」が、確実に自分自身の
精神性の中で、強固なバックボーンとなることを期しています。

肩書も大切かもしれませんが、
「自分はどんな人間なのか」
「何をしてきた人間なのか」
「してきたことに対する思い/考えは」
なども、重視されるようになってきます。

自分の青春時代、大人にどう接してほしかったか

「最近の若い者は」
「これだから年配者は」
など、世代間の価値観の相違は、いつの時代も生まれるものです。

しかし、この仕事をさせていただいて、いつも感じるのは、
「気持ちを通わせるには、世代間の価値観の相違は関係ない」
ということです。

青春時代は、大人たちに対してうまくモノが言えずに
悶々とした思いを抱いたという方も、少なくないのではないでしょうか。

「そういうものだ」
としてしまえば、簡単かもしれません。
しかし、それは、たとえば近所におせっかい焼きのおじさん、おばさんが
いたり、話をよく聞いてくれる人がいたりしたころのお話でしょう。

今は、残念ながらそれがあまり感じられません。
だからこそ、少なくとも当塾では、学習のことはもとより、
生徒さんたちがうまく表現できないことについて、
表現の方法を、自発的に身につけていく場にもできればと
考えています。

結論

見守るということは、相手への信頼感なしにはできないことです。
生徒さんも、講師である私も、人間同士ですので、
お互いの信頼感があって初めてレクチャーが成立します。

引き続き当塾では、一人一人の声を聞いて、
「安心して、のびのび学んで、力をつける場」づくりを
続けていきたいと思います。

伝えます わかる喜び 広げます できる楽しさ

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

こんばんは。塾長の髙橋です。
今日の室蘭は、とても風が強いように思います。
皆様、変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、本日は、午前11時より、FMびゅ~
ヤマコしらかわのいただきますごちそうさま」
に、ゲスト出演させていただきました。

この番組に、名前を冠する「ヤマコしらかわ」さんは、
創業がなんと1909年!
今年で創業108年という、室蘭だけではなく、
北海道でも屈指の長寿企業です。

白川社長とは


お米の目利き、精米技術ともに、日本屈指ながら、
お客様に美味しいお米を、適正価格でお届けするため、
並々ならぬ努力を重ねられています。

最近では、東京、大阪など、大都市圏のデパートから、
催事の熱いオファーを受けています。

また、「まちづくりはひとづくり」をキーワードに、
室蘭のまちづくりを積極的に取り組む活動を
継続されていらっしゃいました。

その白川社長とは、私が前職で室蘭に勤務していた時から
ご縁を頂いており、今回も冬季講習会直前という絶妙な
タイミングで、番組にお招きいただきました。

マイクの前で

実は、私のもうひとつの顔が、同局で金曜午前9時30分から
むろらん100年の元気100倍!」
という番組で、メインパーソナリティを務めている顔です。

「室蘭でがんばる人を元気に応援すること」が
コンセプトの番組です。
こちらは収録したものを放送しております。

しかし、今日は生放送でした。
マイクの前に、生放送で座るというのは、
やはり気が引き締まります。

それと同時に、昨年の創業当初、よくお話をさせて
いただいていたことを思い出します。

変わったこと、変わらないこと


~原点のおはなし~


創業当初は、午前中からラウンジとして開放していました。
しかし、諸般の事情により、現在はほぼ塾授業の為だけに
開けている状態です。

とはいえ、やはり芯にある部分は、何ら変わっていません。
それは、

自分軸を編集する場


にするということです。

もちろん、ただ学習するだけでしたら、このように

解放的なレイアウトにはしないでしょう。
販売店舗も設けることはないでしょう。

しかし、せっかく室蘭という、歴史と文化がある街なので、
人と人との交流(もちろん市内外を念頭においています)
による知的好奇心を刺激したり、

お子さんは特に、室蘭を離れることがあっても、この
室蘭で生まれ育ったことを原体験として覚えておいてもらって、
「こんな人がいる、あんなところがある」
その気付きの中で、自分軸を創っていってもらいたいという
願いも込めています。

いろんな人が、共に生きる世界です。
他者との関わり、自分軸の持ち方、
それを意識してもらう目的があります。

「共生舎」を屋号にしているのは、
それを原点にしているからです。

自分軸をつくる塾

「人づくりをする塾です」
白川社長は、番組内で私の塾のことを、こう呼んで下さいました。
74歳の社長がこのように呼んでくださることは、
まだ32歳の「青二才」からすると大変名誉なことであります。

立場的にも、「先生」と呼ばれることもあり、たしかに
「つくる」ということを意識しなければならない場面もあります。

とはいっても、正直に申し上げますと、
「つくる」とはややおこがましいかな、と思っています。

受講される方の個性を引き出すこと抜きに、
当塾についてのあり方を語ることはできません。

これからの時代に求められることとして、
「自分軸を持つ」
「適切な形で自分軸を表現する」
この2点が挙げられると思います。

外国語教育が、どんどん早期化してきています。
このことは、外国文化をしなやかに受け入れることが
期待されることを表すと同時に、

「自分たちは何者であるのか」をしっかり持って
適切な形で表明しなければ、軽んじて見られてしまう
おそれがあることを示しています。

その観点から、当塾では机の上の勉強だけではなく、
その先を見据え、自分軸を持って、表明することの
「お手伝い」をさせていただきたいと考えています。

白川社長、ありがとうございました。
お聴きいただきました皆様、ありがとうございました。

講座サイト更新

今日は「中3数学に挑戦!
を更新しております。
大人のかたは、昔を思い出してみませんか?
今、学生のみなさんは、ちょっと腕試しを
してみませんか?

冬季講習会も、引き続き受講生大募集!


・中学生向けですが、小学生の先取りや高校生の復習にも
 対応いたします。
・英数中心ですが、他科目も対応できます。
・講習会生は平日夜間・土曜午後の体験授業が
 講習会期間中無料!
1回(50分×2)からでも受講できます!

※教材手配の関係上、今週のうちにお申込みをお願い致します!

皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます!

こんばんは。塾長の髙橋です。
各中学校では中間試験、中3生はさらに学力試験と、
中学生の皆さんは机の上で正念場を迎えていることと思います。

さて、当塾はもちろん、試験に向けての指導に
熱も入っていますが、今月より本格的に課外授業が
始まりました。

これは、当塾設立の趣旨のひとつである、
地域にねざした実践的な学びにつながるものです。
学生向けには、昨日がはじめての課外授業となりました。

はじめに、趣旨に賛同し、お子さんを出席させてくださった
保護者の皆様、そして快く受け入れをしてくださった
蘭西地区の未来をつくる会の皆様へ、深く御礼申し上げます。
ありがとうございます。

蘭西地区アンケートの集計と意見交換

塾長も幹事として参加させていただいている、
蘭西地区の未来をつくる会は、室蘭西部地域が元気な街に
なるために、商業者が自主的に構成したグループです。

(当塾は輪西地区で、厳密には蘭西地域に入らないのですが、
 個人的なつながりが強い地域であるため、加入させて
 いただいております。)

かねてより、講演会や「白鳥の宿 Ten-POP展」、
「第1回撮りFes in 室蘭」閉会式会場での催事出展など、
蘭西地区の情緒や活気づくりに、自分たちのできることから
自発的に取り組むことをしておりました。

今年度は、実際に蘭西地域にお勤めの方の、生の声を聞いて、
当会の今後の活動方針と、実際のニーズとを照らし合わせる
取り組みを行っているところです。

そして今回、アンケートの結果が取りまとまり、
自由記述で頂いたご意見の種類分けをしながら、
この会の存在意義、課題、そして地域の課題について
語り合うワークショップが始まりました。

チーム共生舎のテーブルです。
今回出席してくれたのは、高1生1名、中3生1名でした。

ピンクの用紙は「総合意見」。
意見を見て楽しそうに選別していますが、
次第に表情も真剣になってきます。

10代ならではの感性に、
塾長を始め、周りの大人たちも刺激をもらいます。
2名とも蘭西在住ではないのですが、
何かと利用することのある地域ということもあり、
思い入れのある地域だということです。

ほかにも、チーム共生舎は「買い物」の項目の
選別を行いました。

「買い物」「食」「娯楽」「文化・スポーツ」「総合意見」
5項目に大別し、さらに、いわゆる「KJ法」を用いて、
小分類を行い、相関を見ながら結論を導きます。

時間の制約上、今回はKJ法による小分類までとなりましたが、
世代を超えたメンバーが一堂に会し、5項目の模造紙を凝視する
姿は、地域にねざした実践的な教育を志す当塾としては、大変
印象深い場面となりました。

会長より、「総合意見の分析は、チーム共生舎でいいですか」
との打診があったのですが、塾生2名とも、「やります!」
と、頼もしい返事をしてくれました。

次回、10月中旬の開催までに、この日参加できなかった
塾生も含めて、関心のある塾生にはどんどん参加してもらう
ようにしたいと思います。

重ね重ね、関係各位の皆様、課外授業をさせていただき、
ご協力ありがとうございました。
また来月も、よろしくお願い致します。

受講生どんどん募集!

机の上の勉強だけに疲れたら、このような課外授業で
リアリティのある学びで、刺激を得ることもできます。

課外授業のメニューはほかにもさまざま検討中で、
もちろん塾生さんからのアイディアも可能な限り
実行に移していきたいと考えております。

もちろん、本分である学校の勉強の補足も行っています。
8月学力テストで伸び悩んだお子さんは、これをばねに、
学力テストの感覚と、過去の内容の復習に熱心に取り組み、
9月学力テストで9点アップとなっています。
さらに伸ばすべく、自ら熱心に取り組んでいます。

学びには、さまざまな形があります。
当塾は、そのそれぞれを、可能な限りサポートします。

「ホームページ見た」で、無料体験授業が1週間→2週間に延長!
総合B対策もぬかりなく!
お電話、メール、SNS等、どの媒体でもかまいませんので
まずはお気軽にご連絡ください!

<電話>090-6878-7168(塾長・髙橋)

こんばんは!塾長の髙橋です。

この1年半を振り返ると、夏~秋にかけては、
じっくりと苦手なところと向き合う授業展開や、
自分のペースをつくるための授業展開が多く、
冬からは、受験も含め、その年度の総まとめとして
夏~秋の成果をカタチにしていく授業展開が多く
なっていたように思います。

今日は、「当塾の夏」らしい授業の模様をお伝えします。

中1予約クラス 16:30~17:30


・本日の希望科目:英語
・本日の授業内容:発音記号とスペリング
         be動詞(現在形)の使い分け

 発音記号とスペリングについては、先週に引き続き
実施しています。日本語にない音や、単純なカタカナ
英語とは違った発音を、記号と口の形・舌先の位置・
音の出し方なども含めて指導することで、いわゆる
4技能【読む・書く・聞く・話す】の総合的なスキル
アップを図るものです。

 今日の重点は、"l"と"r"、強母音の「ア」と弱母音の
「ア」の違いで、綴るアルファベットも、発音と関連性
があることを、五感で感じてもらうことでした。

 そして、1年生の英語学習でつまづく「be動詞の使い
分け」ですが、「人称」の概念をしっかり理解してもら
うことで、苦手意識が消えて「楽しい」と、満面の笑み
でした。

 わたし(たち)…1人称 あなた(たち)…2人称
 第三者…3人称 この考え方は、一般動詞でも使います。

【初】高3クラス 17:00~19:20


・本日の希望科目:数学
・本日の授業内容:数式の読み方/公式の暗記に頼らない
         問題へのアプローチ/数列

 かねてから、数学や論理性・しくみを重視する科目の
レクチャー希望をいただいておりました。高2までの私と
同じように、公式を覚えることに気を取られ、数学の
醍醐味ともいえる、「多角的な視点」「論理展開」、
つまりパズルを創り上げていくような部分が見えにくく
なっていたようです。

 今日のテーマは「数列」でしたが、n・d・二分の一…
など、ごちゃごちゃした公式を「とにかく覚える」こと、
そして、記述の答案構成も気にしなければいけないこと…
など、考えることがたくさんあって、何から手を付けて
よいのかわからないというところで。

 まず、私がお話しましたのは

数式の読解をしましょう

 「nとかdとか、実は意味があるんですよ。nは”number"、
  つまり、特に整数を意識して使われるんですね。
  昔やった円錐の体積の公式も、Vってありましたでしょう。
  Vは "volume" 体積、rは "radius"半径、hは "height"
  高さ、とそれぞれ意味があるんですね。」

 ということでした。

 英語が得意なので、こういう説明をすると、数式の
意味が考えやすくなるのでは、と思い、説明しました。
どうやら読みが当たったようです。

 「では、等差数列の和で、2分の1が出るのは、
  どういうことでしょう。などなど、まずこの公式の
  意味を噛み砕くために、いったん公式から離れて、
  与えられた条件だけで等差数列を仮定してみましょう。」

数学が苦手になるのは、だいたい…


 ・公式が複雑
 ・記述式になると順序を気にして進められない
 というところが、原因として大きくなると思います。

公式は後からでもよい

 公式は、そもそも、自分で見つけた規則性を一般化
したものの集積です。だから、まずは公式にこだわらず、
与えられた条件をしっかりと「読解」します。

(この辺りは、長くなりそうですので、また別の機会に。)

この2時間で、数学の見方が変わってきたようです。
一人で考える時間は、なかなか苦しいものですが、
いっしょに「読解」すると、楽しいようです。

夜間オープン 中3 18:30~21:30


(ダイジェストとしてお伝えします)

自分の時間の使い方をしっかり持っているお子さんです。
瞬発型ですが、2学期以降訪れる、毎月の学力テストでも
耐えられるようにしていきたいと思います。

今日は数学の平方根でした。単元テストと聞いていたので
最初のころの問題も出してみました。言葉の定義や考え方
を思い出してもらうのに、良い機会だったと思います。

総括

 苦手な原因を探り、いっしょに向き合うことで、
実はそれが楽しい事だったり、大事なことだったりすると
いうことに気づくこともあります。

 大一番を迎えるときに試されるのは、自分の力です。
だから、あくまでも私は、自転車でいう「補助輪」に
すぎないと考えています。

 苦手なところを扱って、笑顔で授業を終了する。
そこには、次の苦手な箇所を、どうやって調理するのか、
楽しみに思う気持ちも、あるのかもしれませんね。

 今日もお読みいただき、ありがとうございます。

こんばんは。塾長の髙橋です。
久しぶりの「塾長ブログ」、更新します。

塾生の好調ぶり

開業から、本日でちょうど1年半となりました。
数ある学習塾のうち、一番新しく参入した当塾は、
従来の教室スタイルではなく、また、「こうすべきだ」という押し付けもしていません。
(よほどのことがなければですが)

その成果もあってか、今回のテストでは、塾生が皆頑張って、
・中3生1名…定期試験で入塾当初(1年前)より、主要5科目で200点近くアップ
・中3生2名…数学の得点アップ(1名は一桁からスタートして、初めての50点!)
・中1生1名…主要5科目451点(数学満点!)
・高1生1名…最も苦手と言っていた英語が、最も高得点で、クラス順位も1桁台!

など、自主性と思考パターン、パーソナリティを重んじて取り進める、当塾の強みが顕著に出てきました。

自分の頭で考える癖を

解法、正解を知っている人間は、知らない人間に対して、近道をたどってほしくなるので、
「こうしたらよい」ということを伝える場面があります。
学校、塾や、各種習い事は、まさにそういった場面となります。

しかし、残念ながら、自分の頭で考えて、納得できるかどうか、ということは別物です。

答えだけ知っていても、頭でっかちになってしまいます。
少子高齢化、人口減少社会と呼ばれて久しいこの世の中ですが、
これからを生きる人間には、知識と実践、どちらも問われることになります。

正解だけ知っていればよいというのであれば、自分の頭で考える必要性は少なくなります。
考えるために頭脳を持っているのですが、これではまるで、頭脳がコンピュータの記憶装置と
イコールだと言っているようなものです。

また、年少者にとっては、年長者の存在や影響はまだ大きい世の中です。
年長者が「こうしたらよい」とアドバイスのように言ったにすぎないとしても、
言われた年少者は、「こうすべきだ」という錯角に陥ってしまうことも、よくあります。

腑に落ちないで、思考する時間も与えられず、「こうしたらよい」となると、
「こうしなくては、先に進めない」と考えてしまい、結局その方法に従わざるを得なくなります。
ここが、「こうすべきだ」と錯覚する原因です。

ましてや、語気を強めて「こうしたらよい」と言ったり、「こうしたらよい、そうでなければ」
と言ってしまうと、言われた側の圧迫感というものは、言った側の想定しているよりも、
かなり大きいものに感じてしまいます。

その人のバックグラウンドを理解する

言われた相手側がどうとらえるか、という問題は、それぞれの感性が十人十色なので、一概に
どうであると断言できるものではありません。

当塾で心がけているのは、受験の虎の巻を叩きこむようなことよりも先に、
受講されるすべての方の、バックグラウンドを理解することを心がけています。

たとえば、「なぜ数学ができないのか?」という悩みをお持ちのお子さんがいたとします。
このお子さんに、実際、数学の問題を解いてもらうことで、考え方の癖を複数通り予測します。
少なくとも【考え方のアプローチ】と【そう考える原因】について、予め話をよく聞いておくと、
あぶりだしがしやすくなります。

【考え方のアプローチ】
・難しく考えすぎていないのか。
・数式や文章題を落ち着いて読みこなせていないのか。
・概念がちゃんと理解できているのかどうか。

【そう考える原因】
・時間制限に追われている感覚があり、焦っている。
・受けてきた説明や、独学で学んできた内容を、シンプル化できていない。
・その科目でひどく怒られ、科目自体が嫌いになった。
・どうせ無理だ、とあきらめている。
・そもそも、どこがわからないのかがわからない。

さらに、性格まで把握できていると、だいたい「見立ての処方箋」はできあがります。

そして、解き終わって、解答あわせをしてから、予測した考え方の癖や、「見立ての処方箋」について、
こちら側が解答あわせをします。
そうすることで、「あまり多く言わなくても理解してもらえる」という「安心感」が生まれます。

しかし、安心しきってしまうと、コミュニケーション不全も生まれるので、
あえて考えを口に出してもらったり、質問したりすることも、定期的に欠かさず行います。

「べき」も「選択肢」として

※論理学的な話ですので、この部分は割愛して読んでいただいても話が分かるようにして書きます。

たとえば、「1-1=0」という問題。
数の計算では、1個あるものを、1個取ると、残りは0個という、簡単な問題になります。

しかし、そこには、

<同じ種類のものを足したり引いたりする>


という前提が求められます。

つまり、世の中全体の物事について、1-1という計算を考えたとき、
「1つの集合体から、1つのものを取り出すと、本当に0になるのか?」

という、違った前提からの計算をしなければならないことが、多々あります。

数の計算では、1-1=0である「べき」です。
しかし、<同じ種類のものを足したり引いたりする>という前提が崩れると、
<引くものは同じ種類のものかもしれないし、違う種類のものかもしれない。>や、
<同じ種類でも、集団の規模が違っているかもしれない。>などといった計算も考えなければなりません。

そうすると、<同じ種類のもの>であれば、「1-1=0であるべき」ということは当てはまりますが、
<違う種類のもの><集団から取り出す>などであれば、「1-1=0であるべき」とはいえないこともあります。

また、0という数を考えてみても、0は「まったくの無」と考える場合もあれば、
「無」の状態が「存在する」ので、「まったくの無」であるとはいえないのでは、と考えることもできるでしょう。

自分にとっての「当たり前」が、誰かの「当たり前」とはならない

「どうしていうことを聞かないの!?」
「どうして理解してくれないの!?」

よくこういう壁にぶつかることがあります。

簡単です。理解してほしい人、言うことを聞かない人は、自分ではないからです。
理解してもらうには、自分の主張だけではうまくいくものもうまくいきません。

相手の話の前提とすることがらと、自分の話の前提とすることがらが、
全く違うものであれば、交わる話もいつまでたっても交わりません。

総括


・頭ごなしのコミュニケーションはいずれ破綻します。どんな関係においても。
・相手の「前提条件」は何だろう、と考える時間が、もっと必要なのでは?
・信頼して見守ること。育ってほしい、成長してほしいという相手には、なおのことこの態度が必要では?

→当塾では、これらを常に心がけながら、レクチャーに臨んでいます。
そのため、小学生、中学生、高校生、一般の方と、幅広く対応させていただくことができています。

長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました!

こんばんは。久しぶりの塾長ブログとなりました。
私自身よく気を付けていることで、かつ、レクチャーにも活かしていることが、
「立ち止まって考える」ということです。

なにかと気ぜわしいと、落ち着いて考えることができなくなります。
そして、結果が伴わないと焦ってしまうと、さらに悪循環に陥ることもあります。
そんなときは、一度「立ち止まる」ことも選択肢に入れてもよいでしょう。

コーヒーブレイクに合いそうな画像を探してきて、思い出しました。

最近、毎週水曜の小学生コースでは、低学年の塾生にパソコンを体験してもらっています。
本人希望によるもので、検索エンジンの使用方法やキーボードのローマ字打ちなども指導しています。
その分、学校での学習内容は「止まった」状態になります。
しかし、学校での学習内容についても、進み具合や出来を確認しながらレクチャーをしていますので、
塾長監督のもと、パソコン使用でちょっと「立ち止まって」もらっています。

家で、「毎週ここに来るのが楽しみだ」と言っていると、親御さんからお話を伺っています。うれしいですね。

さて、本題は、今日の中学3年生の数学の一コマからです。

室蘭市内の中学校では、ちょうど、因数分解の公式の領域に差し掛かっています。
共通因数をカッコの外に出すものまでは、問題なかったようですが、
この公式にさしかかると、「うーん…」というお子さんがいます。

該当部分の教科書を読むと、
x²+ax+b について、aが和、bが積で、それぞれを満たす数を探す…ということが、
和と積の表で表されています。
しかし、残念ながら、この部分は、ただ読むだけでは理解できません。

当塾ではどのように、因数分解を指導しているかといいますと。

「因んだ数」を掛け合わせると、式の展開になりますね。
その式を「因んだ数」で分解するのが、因数分解ですよ。

つまり、

展開と因数分解は、逆の作業をしていると思ってください


(数学的には異論があるかもしれませんが、便宜上です)

ということを強調しています。

そして、「因数分解をする」という順番ではなく、その逆の順番を書いて説明すると
「もうだめかも…」と言っていたお子さんが、「あ、できるできる!」という笑顔に変わりました。

(例) x²-8x+15の因数分解(啓林館「未来へひろがる数学3」27ページ例6)

 (x+◇)(x+□)
=x(x+□)+◇(x+□)
=x²+□x+◇x+◇×□
=x²+(□+◇)x◇×□
=x² -8x15

これで、”□+◇=-8,◇×□=15”を意識してもらいます。

次に、定数項15は「何かける何か?」を挙げてもらいます。
九九から当たってもらうようにするとスムーズでした。

そして見事に、足して-8となる2数の、-3と-5を見つけました。
ちなみに(-3)×(-5)=15、ですよね。

このようにして書きましたが、書いているものを読むだけでも難しいと感じれば難しいのです。

やはり、ここは、表情を見ながら進めることで、
・どこにどうつまづいていて
・つまづいたところでどう思っていて
・その部分をどうしたいのか
ということが、ようやくわかるようになるのです。

大人こそ、一度立ち止まる必要があるのでは

この事例では、教える側が「一度立ち止まる」ことを覚えなければならないと思いました。
というのは、やはり年数を重ねていると、「この式のパターンはこうで…」という「型」の説明から
入ってしまいがちになるということです。

しかし、それぞれのお子さんが、どの「型」を使おうとしているのか、
あるいは「型」に頼らず、自分の考えをひも解いていくのか、
ここを、私たちが立ち止まって、見極める必要があると思いました。

経験から物事の解決の処理速度が上がるというのはいい事ですが、
人対人ということを考えると、経験にも差がありますし、
バックグラウンドにも違いがあるわけですから、同じように処理させるのは
よいのかどうかを見極めたいところです。

そして、「こうすればもっとよくなるかも」という提案をすることで、
話を聴く側は「自分はこう思うけど、相手にも一理あるかも」と思うようになります。

立ち止まって考える。
時には大切なことだと、今日改めて思いました。
そうすることで、次の一手も打ちやすくなりますし、成果の質の向上も期待できるでしょう。

今日もお読みいただきありがとうございます。

こんばんは。いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
当塾では、一般の方に対しても、日常会話や英語ニュースなどから、基礎~中級程度の英語レクチャーを進めております。
また、以前より、遠隔地にお住まいの小・中・高生や一般の方に対して、インターネットを介したオンラインでのレクチャーの受け入れを開始しております。
そして、このたび、遠隔地にお住まいの一般の方に対する、オンラインでのレクチャーがスタートすることとなりました。
ご本人様より、記事にすることについて承諾をいただきましたが、個人情報保護の観点から、詳細なことまでは記載しないようにしつつ
ご紹介したいと思います。

受講の経緯

北海道、特に室蘭によくお越しになる関東在住の方で、最初は当ラウンジには別の目的でお越しいただいていました。
しかし、お話を進めるうち、当塾が一般の方への英語レクチャーも行っていることを知っていただいたことから、
主にメールを利用し英語レクチャーを進められないか、とご提案をいただきました。
お仕事で英語に触れる機会が増えて来たとのことです。

当塾としても、レクチャーのない時間帯での、インターネット等による遠隔地在住の方へのレクチャーは視野に入れておりましたので、
お互いに協議しながら、レクチャーを進めていくことで合意に至りました。

レクチャーの目標・方針

このレクチャーでの目標は
【日本人が聞き取りにくい音に慣れつつ、会話をさえぎる心理的な壁を破る!】です。

方針としては、
・お客様との会話文を、塾長が読んだ音声ファイルを送信→受講生さんが音を聞く→翌週、会話文の原稿をメールする。
・語法に関する問題集を、週1枚ペースで解いていく。解答は翌週。
・適宜、メールによるフォローアップ。
・レクチャーが進めば、受講生さんからも音声ファイルを提出していただく。
・1週間単位でこれを繰り返す。
→メールやファイルのやりとりは、双方の時間の空いたタイミングで行う。

引き続き、遠隔地レクチャーの模様をお知らせできればと思います。

こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございます。

どれだけ勉強に時間を割いても、まったくわからないという経験をされたことがある方は、結構いらっしゃるのではないかと思います。

しかし、あるきっかけを境に、「わかる!」といううれしい感覚を味わったことがある方もまた、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、多くの方の学びのお手伝いの中で、「知識をつなげること」が有効だということ、そしてその方法について考えてみましたので、お話したいと思います。

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