月次アーカイブ: 12月 2017

こんばんは。塾長の髙橋です。
冬になるまで、生徒さんがまったく来ない日もありましたが、
おかげさまで最近は、コンスタントに生徒さんが通ってくれていて、
昨日は久しぶりに、一度に6名の生徒さんの個別指導となりました。
今日も中1生1名、中3生3名の指導となりました。

まもなく、この仕事をスタートさせて2年となります。
仕事柄、たくさんのお子さんと接していますが、その中で
気付いたことをお話させていただきたいと思います。

見守るということ

当塾では、課題を与えることはありますが、「やれ」と言って
強制することはほぼありません。
あったとしても、直接命令的に言うのではなく、必ず
同じ目線に合わせて、「なぜ今することが必要なのか」を
「考えてもらう」ような話し方をします。

基本的には、教室内を見回りますが、特にアクションがない場合は
他の教務を行うこともあります。

だからといって、まったく「放任」しているわけではありません。

仮に他の教務を行うために、いったん教務机に着席していても、
一人一人への目配り、気配りは絶対に欠かせないのです。
手が止まっている生徒さんには、近寄って、生徒さんの話を
じっくり聞き、いっしょに解決を目指します。

ふつう、「塾」といえば、講師が黒板の前に立って説明する
集団指導や、ブースで仕切られたところに着席して学習する
生徒さんを見回って指導する個別指導なのですが、当塾には
個別の仕切りは存在しませんし、私自身も、黒板よりは、
近くに座っていっしょの目線で話をすることを重視しています。

しっかり話を聞いてもらいたい場合は、自分が生徒さんの目線より
下の位置で話をすることもあります。

一人一人の自我を認めること

生徒さんひとりひとりにも、自我があります。
その「自我」の存在なしに、自発的な学びは生まれません。

講師側から、考えについて質問するときは、必ず一度受け止めます。
正解であっても不正解であっても、必ず受け止めます。

生徒さんの目標と、時間との兼ね合いから、口をはさむ場合もあります。
しかし、そういう場合には、できるだけ待ってからにするか、
一旦その場は正答へ導いてから、残りの時間で一緒に考えるようにするか、
という意図を持ってのことです。

ひとりひとりの「自我」を発見し、
それになるべく即した形でのアプローチを探すとともに、
問題解決について、なるべく同じ目線で話をすることで、
生徒さんは「指導者」兼「理解者」を得た感覚になります。

フィンランドモデル+地域の味


自発的な考えを促すのが、フィンランドの教育モデルです。
そこには、職業人としてのコア・コンピテンシー
(自分自身の中核をなす、誰にも負けないという部分)
を育むことが、テーマとして存在しています。

礼賛するわけではないのですが、これからの時代は、
自分の考えを適した形で表現することが求められるように
なるでしょうから、大いに参考になるものがあると考えます。

そして、形だけをマネするのではなく、そこに
「自我」が組み込まれることにより、今生きている
「日本」「北海道」「室蘭(周辺)」が、確実に自分自身の
精神性の中で、強固なバックボーンとなることを期しています。

肩書も大切かもしれませんが、
「自分はどんな人間なのか」
「何をしてきた人間なのか」
「してきたことに対する思い/考えは」
なども、重視されるようになってきます。

自分の青春時代、大人にどう接してほしかったか

「最近の若い者は」
「これだから年配者は」
など、世代間の価値観の相違は、いつの時代も生まれるものです。

しかし、この仕事をさせていただいて、いつも感じるのは、
「気持ちを通わせるには、世代間の価値観の相違は関係ない」
ということです。

青春時代は、大人たちに対してうまくモノが言えずに
悶々とした思いを抱いたという方も、少なくないのではないでしょうか。

「そういうものだ」
としてしまえば、簡単かもしれません。
しかし、それは、たとえば近所におせっかい焼きのおじさん、おばさんが
いたり、話をよく聞いてくれる人がいたりしたころのお話でしょう。

今は、残念ながらそれがあまり感じられません。
だからこそ、少なくとも当塾では、学習のことはもとより、
生徒さんたちがうまく表現できないことについて、
表現の方法を、自発的に身につけていく場にもできればと
考えています。

結論

見守るということは、相手への信頼感なしにはできないことです。
生徒さんも、講師である私も、人間同士ですので、
お互いの信頼感があって初めてレクチャーが成立します。

引き続き当塾では、一人一人の声を聞いて、
「安心して、のびのび学んで、力をつける場」づくりを
続けていきたいと思います。

伝えます わかる喜び 広げます できる楽しさ

本日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

こんばんは。塾長の髙橋です。
今日の室蘭は、とても風が強いように思います。
皆様、変わりなくお過ごしでしょうか。

さて、本日は、午前11時より、FMびゅ~
ヤマコしらかわのいただきますごちそうさま」
に、ゲスト出演させていただきました。

この番組に、名前を冠する「ヤマコしらかわ」さんは、
創業がなんと1909年!
今年で創業108年という、室蘭だけではなく、
北海道でも屈指の長寿企業です。

白川社長とは


お米の目利き、精米技術ともに、日本屈指ながら、
お客様に美味しいお米を、適正価格でお届けするため、
並々ならぬ努力を重ねられています。

最近では、東京、大阪など、大都市圏のデパートから、
催事の熱いオファーを受けています。

また、「まちづくりはひとづくり」をキーワードに、
室蘭のまちづくりを積極的に取り組む活動を
継続されていらっしゃいました。

その白川社長とは、私が前職で室蘭に勤務していた時から
ご縁を頂いており、今回も冬季講習会直前という絶妙な
タイミングで、番組にお招きいただきました。

マイクの前で

実は、私のもうひとつの顔が、同局で金曜午前9時30分から
むろらん100年の元気100倍!」
という番組で、メインパーソナリティを務めている顔です。

「室蘭でがんばる人を元気に応援すること」が
コンセプトの番組です。
こちらは収録したものを放送しております。

しかし、今日は生放送でした。
マイクの前に、生放送で座るというのは、
やはり気が引き締まります。

それと同時に、昨年の創業当初、よくお話をさせて
いただいていたことを思い出します。

変わったこと、変わらないこと


~原点のおはなし~


創業当初は、午前中からラウンジとして開放していました。
しかし、諸般の事情により、現在はほぼ塾授業の為だけに
開けている状態です。

とはいえ、やはり芯にある部分は、何ら変わっていません。
それは、

自分軸を編集する場


にするということです。

もちろん、ただ学習するだけでしたら、このように

解放的なレイアウトにはしないでしょう。
販売店舗も設けることはないでしょう。

しかし、せっかく室蘭という、歴史と文化がある街なので、
人と人との交流(もちろん市内外を念頭においています)
による知的好奇心を刺激したり、

お子さんは特に、室蘭を離れることがあっても、この
室蘭で生まれ育ったことを原体験として覚えておいてもらって、
「こんな人がいる、あんなところがある」
その気付きの中で、自分軸を創っていってもらいたいという
願いも込めています。

いろんな人が、共に生きる世界です。
他者との関わり、自分軸の持ち方、
それを意識してもらう目的があります。

「共生舎」を屋号にしているのは、
それを原点にしているからです。

自分軸をつくる塾

「人づくりをする塾です」
白川社長は、番組内で私の塾のことを、こう呼んで下さいました。
74歳の社長がこのように呼んでくださることは、
まだ32歳の「青二才」からすると大変名誉なことであります。

立場的にも、「先生」と呼ばれることもあり、たしかに
「つくる」ということを意識しなければならない場面もあります。

とはいっても、正直に申し上げますと、
「つくる」とはややおこがましいかな、と思っています。

受講される方の個性を引き出すこと抜きに、
当塾についてのあり方を語ることはできません。

これからの時代に求められることとして、
「自分軸を持つ」
「適切な形で自分軸を表現する」
この2点が挙げられると思います。

外国語教育が、どんどん早期化してきています。
このことは、外国文化をしなやかに受け入れることが
期待されることを表すと同時に、

「自分たちは何者であるのか」をしっかり持って
適切な形で表明しなければ、軽んじて見られてしまう
おそれがあることを示しています。

その観点から、当塾では机の上の勉強だけではなく、
その先を見据え、自分軸を持って、表明することの
「お手伝い」をさせていただきたいと考えています。

白川社長、ありがとうございました。
お聴きいただきました皆様、ありがとうございました。

講座サイト更新

今日は「中3数学に挑戦!
を更新しております。
大人のかたは、昔を思い出してみませんか?
今、学生のみなさんは、ちょっと腕試しを
してみませんか?

冬季講習会も、引き続き受講生大募集!


・中学生向けですが、小学生の先取りや高校生の復習にも
 対応いたします。
・英数中心ですが、他科目も対応できます。
・講習会生は平日夜間・土曜午後の体験授業が
 講習会期間中無料!
1回(50分×2)からでも受講できます!

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皆様のご利用、心よりお待ち申し上げます!