月次アーカイブ: 10月 2017

こんにちは。塾長の髙橋です。

本日は、室蘭工大Y講義棟で開催の講演会
「不登校を乗り越えて」に参加しました。

以前、当ラウンジをご訪問いただきました、
「子どもの居場所を作る会 マタイ」橋本代表による講演会。
8名の方とお会いしました。

3つ隣の教室の音が聞こえる

橋本代表のお話で一番印象に残った部分です。
私自身も、教室中の音をすべて拾ってしまうということがあり、
ここまででないにせよ、体験した者の一人でした。

子どもがなぜ、落ち着きをなくして過度にはしゃぐのか。
この仕事を始めるまでの私は、「そういうものだ」という感覚で
受け止めていたので、深く考察を巡らせることはありませんでした。

これは塾長個人の私見なのですが、
ある程度成長するまで、自分の思いと、心身のコンディション、
そしてそれを伝える力がバラバラになって苦しい思いをします。
それらの統一性が取れるようになり、初めて自己実現、
自分に対する自信が生まれてくるようになるのだと思います。

そして、子どもに関わる大人の責務は、とても大きいように感じます。
子どもを信頼して、考えを受け止めてから、自分の価値観を話す。
それは、人間対人間の話として、相手の尊厳を認める大切なことで、
子ども相手だからそれをしないとなると、子どもは傷つきます。

逆に、そういう理解をしてくれる大人がいることで、
ひょっとしたら、こういった「神経質」で片づけられてしまうような、
本人としてはとても苦しいことへの悩みが軽減されるのかも、と
思っています。

フリートークの中で、ある参加者さんが質問をしました。

「そういった子どもへの禁句は、どういったことですか」

橋本代表の答えは、
・「なんで?」
 …本人としてはその理由となることを一生懸命、
 心の中で探しているのですが、上手く見つからず、
 うまく伝えられずにいるのです。
・「がんばれ」
 …自分として頑張った結果がこの状態。
 それ以上どう頑張れというのだろうか。
この2点にありました。

私自身も、程度は軽いとはいえ、そういった経験をして
今に至っているので、痛いほどよくわかります。

また、ある参加者さんは、

子どもが勤め人になってから、原因不明の無断欠勤。
 その間何をしていたかというと、海を見ていたという。
 そのとき「生きていてくれてよかった」と思った

ということをお話してくださいました。

相手が自分で気づくまで待たなければならない。
ただ、とにかくここにいていいんだ、と言った以上
発言を翻すようなことはあってはならない。

いつになれば、光が見えるのだろう。
そんな状態を数年間も経験されてきたそうです。

ただ、自分で自分の道を歩いている今、
そのころの苦労はすべて吹っ飛んだとおっしゃいました。
目頭が熱くなりました。

居心地の悪さとは

取り立てていじめがあったわけでもない。
友達とは仲良く遊んでいる。
それなのに、学校には行けない・・・

社会人でも、一昔前「仮面うつ」などという言葉が
よく取り上げられていました。
私が抑うつとパニック障害で悩まされた時期と一緒で、
「お前も仮面うつか」と言われたこともありました。

しかし、よく考えてみると、何らかの因果関係は
あるように思えてなりません。

私の塾では、実に多様なキャラクターの生徒さんが
集まって勉強しています。
小学生から高校生まで、ぶれずに一貫して取り続けている
スタンスは、「一個人として認める」ということです。

それが功を奏し、学生さん本人が「ここなら行きたい!」
と言ってくれていますし、親御さんも本人の声を聞き、
通わせ続けていただいているのだと思います。

個性と集団生活のバランスをうまくとれないお子さんが
感じる苦しみが、「居心地の悪さ」になるのかと思います。

まとめると


・当事者は確固たる自分を築きたいが、思ったよりうまく
 進まないことで絶望感に駆られることがある。
・メリハリがうまくつけられず、その自覚もある。
・そういう状態を見守り、必要に応じて手を差し伸べる
 環境がもっと増えるとよい。
・当塾としては、学習面でのニーズはもちろんのこと、
 従来より一貫して保っている「受講者の思いを受け止める」
 ことを、引き続き実践したい

多くの気付きとご縁を頂いた講演会でした。
橋本代表、武森さん、お疲れさまでした。
お招きいただき、ありがとうございました。

こんにちは。
昨日開催となりました、第9回異業種交流会は、おかげさまで
終始楽しいムードで、無事終了いたしました。
お忙しい中ご参加いただきました皆様、
また、開催にあたり強力なサポートを頂戴いたしました
中華食堂一龍さま、まことにありがとうございました!

さて、当ラウンジ次のイベントのご案内をいたします。

「MyCityReportまち歩きイベント」

広報むろらんでも掲載されておりました、室蘭市・千葉市・東京大学等の
共同での取り組み「MyCityReport」は、道路の不具合などを行政へ報告する
アプリケーション(ブラウザアプリ)の実証実験です。

今回は、このアプリを、まち歩きをしながら実際に利用するという
イベントが開催されることとなり、その会場として当ラウンジを
ご利用頂くこととなりました。

日時は、2017年11月19日(日)、13時からです。
詳細は、下記のリンク(室蘭市ホームページ)をご覧ください。

http://www.city.muroran.lg.jp/main/org2260/mcrevent.html

第9回 共生舎異業種交流会を開催致します!

共生舎では、学習塾の教室を会場にして、
日々のお仕事や活動のPRの場や、
プライベートでの仲間づくりの場として
「異業種交流会」を開催しております。

今年2回目となります、この異業種交流会より、
価格は据え置きで、「あるもの」がアップグレードします!
その内容は、当日までのお楽しみ!!

また、公式サイトやFacebookで発信している内容では
お伝えしきれない業況報告も実施しています。
ご都合がよろしければ、ぜひご参加くださいますよう
お願い申し上げます。

皆様のお越しを、心よりお待ち申し上げております。

開催要領


・日時 平成29年10月21日(土) 18:00~
・会場 スタディラウンジむろらん
    室蘭市輪西町2丁目3番1号
・形式 立食形式
・定員 25名
・日程 乾杯・自己紹介・自由歓談・業況報告・クイズ大会
・会費 1名 3,000円
    ただし、2回目以上のご参加や、ご紹介の方、
    塾生関係者は2,500円となります。
    学生は、1名2,000円となります。
・名刺をお持ちの方は、お手数ですがご持参願います。
・ドレスコードの指定等はございませんので、お気軽に
 お越しくださいませ。

お申込み・お問い合わせは


共生舎 090-6878-7168(髙橋)
    official_taka@hotmail.com

家のようにくつろげる教室で、
 懐かしい机や黒板を使ってのパーティ。
 ぜひ一度、ご体験ください。