塾長・店長がゆく

40年以上続く、安平追分の「母さん」の焼き鳥

昨年、ちょっとしたご縁でお世話になったのが、こちらの「鳥ふじ」さん。
今年あたらしくオープンした「道の駅 あびらD51ステーション」で行われた
復興フェスティバルの帰りに、立ち寄らせていただきました。

自ら被災しながらも、炊き出し。

震災のあった週末。
地元のお祭りでいなり寿司を提供する予定でした。

いなりの皮を用意していたところでの、震災発生。
お米もたくさん用意していたのに、電気も水も止まってしまい、
炊くことができずにいたそうです。

これを聞いた町内のラーメン屋さんが、
「ウチはガス釜だから使っていいよ」と申し出てくれたことや、
常連のお客さんが、水を届けてくれて、
「なんぼでも使って!」と申し出てくれたことなどもあり。

地元の人に、いなり寿司を提供することができました。

実は、追分で最初の炊き出しだったと言っても、過言ではなかったそうです。
私たちが訪問させていただいたとき、カウンターにいたお客さんが教えてくれました。

年364日営業…だったはずが

お母さんは、年末年始のたった1日以外は、ずっとお店を営業しています。
しかし、胆振東部地震が発生してから、数日間営業ができませんでした。

ただ、それでも、お店は「開けて」いて、地元の人が集まってきたそうです。

「営業していなくても、お店に入れることが安心」
インフラが復旧したあとも
「ここに来れば、とりあえず食べるに困らない」
これが、このお店が地元に根付いて愛されていることの証左でしょう。

塾長が注文した砂肝と鶏皮。ジューシーでたまりません。

店長がお気に入りなのは鶏ブロック。鶏肉のいろいろな味が楽しめる大きな串です。

やきとりは、ロースターでじっくり脂を落とし、それから炭火焼にするという、
ふた手間かけた逸品です。

心が通いあう

「今回の震災では、本当にいろんな方々に助けていただきました。
そのご恩は、一生忘れることができません。」

お母さんはこう、私たちに話してくださいました。

「今回こうやって来てくれたのも、震災復興のイベントでしょう。ありがとうね」

書ける内容を厳選しているのでこの程度の記述ですが、今回の震災について、本当にたくさんのことを教えていただきました。

「お母さん、このお店のこと、記事に書かせてもらっていいですか?」
「いいよいいよ!
 どうやらここのことも、結構、インターネットで知られるように
 なってきたようだね」

今宵もきっと、香ばしくジューシーな味に舌鼓を打つ人がたくさんなのだろう、
と思います。

ああ、お腹がすいてきた…。

【鳥ふじ】
北海道勇払郡安平町追分本町2丁目27

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概要


①ねらい
・人口減少時代を生き抜くエネルギーとなるような、エピソードなどを共有しよう!

②対象地域
・特にありませんが、北海道が中心になります。

③更新頻度
・不定期とします。