本番を控え

こんばんは。
いよいよ明日は、北海道公立高校入試当日となりました。
3年生在籍7名中、進路の確定した3名を除く
4名が明日の試験に挑みます。

今日は、3年生2名に対し、入試前最後の授業を行いました。

・数学の記述は、わかっている部分は必ず書いて、
 解答用紙にツメあとをのこすこと。
 計算や証明を書かせる問題では、一部正しい内容であれば
 部分点が必ず得られるからです。

・英作文も、できるだけしっかりツメあとを残すこと。
 文法的な誤りがあっても、内容が理解できるものであれば
 (例→動名詞にすべきところを原形にした、など)
 中間点が加点されるからです。

・社会科は、完全解答が多いので、大問1や、
 途中に出てくる記述をしっかりと書くこと。

上記3点を、試験前最後の訓示としました。

数学の基本を再確認したい、と
昨日の夜にメッセージをくれたお子さん。

自分から、あれをしたい、これをしたい、ということが
入塾時ではあまりありませんでしたが、
この1か月で、自分のしたいことを、目的も含めて
明確に主張してくれるようになりました。

不安だった計算の基礎も、取りこぼしはみられず、
資料の整理が出ると、少し心強いようでした。

文字と式の計算の確認中、気付いたことがありました。

それは、数学が苦手なお子さんほど、
式の持つ意味をしっかりと理解させなければならない、
ということでした。

ただの数字の四則計算ではなく、
「なぜここでかけ算になるのか」
「なぜ係数1は書かないのか」
などを、じっくりと考えさせる時間が必要だということです。

私もかつてそうでしたが、計算を早く処理することに気を取られ、
それぞれの式の持つ意味を、表面的にしかとらえることが
できませんでした。

そこにあった、心のブロックの要因は、「焦り」です。

どうか、明日受験されるみなさまは、
いままでの積み重ねを信じて向かって行ってください。

焦りや不安はかならず起きると思います。
ですから、焦るな、や心配するな、とは言いません。

これらは自然に起こる感情なのですから。

では、焦ったり心配したときにどうするのか。

これが一番大事です。

個人個人で、こういった厳しい心理的要素に対処する方法は
違ってくると思いますが、私なら一度、わからない問題は
飛ばしたりして、着眼点を変えるようにします。

「人」という字を掌に書いて飲み込むのを3回やれ、
という話も、きいたことがないでしょうか。

自分なりに、厳しい心理的要素に対抗する手段を持っているのが
一番良いのですが、こればかりは、一朝一夕では身につきません。

人生最初の大きな節目です。

ここから、自分の心の成長につなげられますように。

そして、受験される皆様に、発表日の笑顔がもたらされますように。

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